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アントレプレップ(複業起業準備)

5年で9割の会社がなくなります。9割に入りたくなければ、準備をしましょう。

【保存版】今さら聞けないクラウドファンディング

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アントレプレップ(複業・起業準備)アドバイザーの白濱です。

日本ではまだ「資金集めのため」という認識の方が一般的ですが、
「マーケティングツールの一つとして」戦略的に活用する起業家やフリーランス、企業も増えてきました。

2017年、日本でもクラウドファンディングが本格的に加熱していくことが予想されます。

世の中にある、クラウドファンディング情報を、1ページにまとめました。

 

 

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実は、日本におけるクラウドファンディング研究の第一人者と呼ばれている

板越ジョージ博士(クラウドファンディング総合研究所所長)に、
”日本で第一号として”アドバイザー認定をいただいています^^

 

クラファンについての文章をまとめていると、1万5,000文字以上になりました。

記事をアップデートしていきますので、【保存版】として、ぜひ参考にしてください。

 

【目次】

クラウドファンディングとは

「クラウドファンディング」比較的新しい用語であるため、
明確に定まった定義があるわけではありせんが、一般的には
不特定多数の人々から、少額ずつのお金を集める仕組み」とされています。

 つまり、街角で呼びかけたり戸別訪問をしたり、新聞に広告を掲載したりして寄付を募ることも、広い意味ではクラウドファンディングに含まれます。

 しかし、現実的にはインターネットの仲介サイト(CFサイト)を介して行われることがほとんどであるため、多くの場合「インターネットを使って不特定多数の人からお金を集めること」と理解されています。

ちなみに、
「クラウドストレージ」「クラウドコンピューティング」
などのイメージから、インターネットをプラットフォームに使うから「クラウドファンディング」なのだろうと誤解されがちですが、こちらのクラウドは「雲
(cloud)」ではなく「群衆(crowd)」の意味。

群衆(クラウド)から資金を調達(ファンディング)することを単純に言い表した用語です。

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クラウドファンディングの歴史

広い意味でのクラウドファンディングは、

日本では神社や寺院などへの寄進という形で古くから行われており、その起源は鎌倉時代(12世紀)にまでさかのぼります。

アメリカでは、自由の女神像を建立する際に新聞で寄付を呼びかけ、一般市民から10万ドル以上を集めたという記録があります。

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 インターネットを介したクラウドファンディングは、1990年代後半にアメリカで始まったとされます。

 2008年と2009年には、CFサイトの2大巨頭「Indiegogo」「Kickstarter」が相次いでアメリカで誕生。

日本では2011年に「レディーフォー」「キャンプファイヤー」「モーションギャラリー」といったCFサイトが次々に立ち上がりました。  

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クラウドファンディングの市場規模

クラウドファンディングは、従来の資金調達法である銀行や投資家からの投融資に比べてハードルが低く、誰でも比較的簡単に利用できることから、その市場規模も年々拡大しています。 

ここでは、海外の市場規模と国内の市場規模をそれぞれ説明します。

 

・海外の市場規模

Massolution社が2015年に世界のクラウドファンディング1,250社を対象に行った調査によると、2014年の市場規模は前年より167%増の162億ドルだったといいます。

また、2015年については112%増加し、344億ドルに達する見込みであるとしました。

2015年当時のレートにしたがって1ドル120円で換算すると、41,280億円という莫大な金額になります。

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http://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201509_1.pdf

 

・日本の市場規模

日本でCFサイトが設立され、本格的にクラウドファンディングがスタートした翌年にあたる2012年度の市場規模は71億円でした。

その後、2013年度には124億円、2014年度には216億円と成長を続け、2015年度の国内市場規模は前年度比68.1%増の363億円に。

これらの調査を実施した矢野経済研究所は、2016 年度の国内クラウドファンディング市場規模を前年度比 31.5%増の4778,700万円になると見込んでいます。

 

クラウドファンディングの成功事例が広く知られるようになっていくに従って、新規利用者の増加や、一度利用した事業者・団体などによる別案件での再利用などが見込まれるでしょう。そういったことから、今後も拡大基調を続けると予想されています。

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http://www.yano.co.jp/press/pdf/1573.pdf 

クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディングの仕組みを例をあげて説明します。

例えばあなたが、地元の古民家を活用してカフェを開業しようと考えたとします。

そのためには古民家の修繕・改装費を中心に500万円が必要ですが、自己資金は200万円しかありません。

そこで、クラウドファンディングを利用して残りの300万円を集めることにします。

募集期間は45日に設定しました。

その期間中に300万円が集まれば、プロジェクトは成功です。

あなたは集まった300万円(正確には手数料を引いた額)を受け取ることができます。

しかし、目標金額を達成できなかった場合は失敗となり、1円も受け取ることができません。

これが、一般的なクラウドファンディングの仕組みです。

これを「達成時報酬型(All or Nothing)」といいます。

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クラウドファンディングの種類

目標金額に達しなければ1円も受け取れない「達成時報酬型」のほかに、
目標金額に達しなくても期間中に集まったお金を全額受け取れる「実施確約報酬型」があります。

これはどちらも、お金を出してくれた人(支援者)に何らかの見返り(商品・サービスなど)をリターンすることから、「購入型」に分類されます。

クラウドファンディングにはこのほかにも、支援者に一切の見返りがない「寄付型」、支援者に金銭的な見返りをリターンする「金融型」があります。この中で最もポピュラーなのが、「購入型」の「達成時報酬型」というわけです。 

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クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングが一般的になるまで、普通の人が何かの事業のために資金を調達する手段は、銀行からの融資や投資家からの投資が一般的でした。

公共性を持った社会事業や非営利事業の場合は、賛同者からの寄付も重要な資金源であったことでしょう。

クラウドファンディングがこれらの手法と異なるのは、ごく一般の市民がいたって容易に全国からお金を集めることができる点です。

銀行から融資を得る際のように厳しい審査も必要なく、法人格を持たない任意団体や一個人でも利用できます。

一般的なCFサイトの場合、お金を集める「プロジェクト」の投稿は無料です。

達成されればお金を得ることができ、もし達成されなかったとしてもこちらの持ち出しは1円もありません。

つまり、クラウドファンディングは「ノーリスクハイリターン」の資金調達法であると言えます。

 

・実施者のメリット 

実はクラウドファンディングを利用する人は、お金のほかにもさまざまなメリットを受け取ることができます。

プロジェクトによっては、お金以外のメリットのほうが大きい場合も考えられます。

そのいくつかの例をご紹介しましょう。

 

1.    商品・サービスのテストマーケティングができる

 新たなサービスや商品を世に出すためにクラウドファンディングを利用する場合、そのプロジェクトを公開することによって

世の中にそれが受け入れられるか、必要とされているかをある程度知ることができます。

多くの人が「ぜひ欲しい」と思う商品やサービスなら、きっと支援金も順調に集まるはず。

反対にまったくお金が集まらなければ、それは人々の心を動かさなかったということ。

たとえ世に出したとしても、消費者の支持を得られないでしょう。

もしクラウドファンディングを利用していなければ、自分の考えた商品やサービスが不人気であることに気付かずに資金を投じてしまい、大きな負債を抱えることになってしまったかもしれません。

また、プロジェクトを公開することによって、支援者の声が自分に届くようになるのも大きなメリット。

プロジェクトに関心を持った支援者は、例えば

「カフェにはWi-Fiを備えてほしい」
「外国人旅行者への対応をもう少し考えてはどうか」
「アレルギー対応メニューにもニーズがあるのでは」

など、さまざまな意見や要望をリアルタイムで送ってくれます。

不特定多数からの客観的な意見がタダで得られることは、クラウドファンディング以外ではめったにありません。

自分では気付かなかった重要なポイントを指摘されることもあるでしょう。

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2.    宣伝効果がある

 クラウドファンディングで話題になると、メディアで取り上げられることが多々あります。

全国紙や全国放送で紹介されるまでに有名になるケースはごく少数ですが、ローカルで取り上げられる機会は格段に増えます。

普通に考えると、一個人や任意の団体が「新しいプロジェクトを始めるので資金を募ります」と言ったところで、マスコミは多くの場合報じてくれません。

なぜなら、信頼性に欠けるからです。報道機関が怪しいお金集めに加担するわけにはいかないので、当然の判断と言えます。

しかしながら、地方局や地方紙は「地域でクラウドファンディングを活用した取り組みが行われる」という話題に敏感です。

そして、多くの場合は好意的にそれを紹介してくれます。クラウドファンディングには、一定の信頼性や公共性があるとみなされているからです。

また、CFサイト自体も宣伝ツールとして働きます。

サイトを見ているのは支援者ばかりではありません。

他社に先駆けて魅力ある新製品を取り扱いたいと考えている小売店も、情報収集の一環としてサイトをチェックしている可能性があるのです。

もしあなたが作ろうとしているものが画期的な新製品である場合、サイトを見た小売店の担当者から「ぜひうちで販売させてほしい」とコンタクトが来る可能性もあります。

つまり、自分から売り込みに行かなくても、CFサイトそのものが営業マンに成り代わってプロジェクトを売り込んでくれるのです。

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3.    ファンを増やすことができる

 これまでに日本で成功したクラウドファンディングの中には、

「商店街に地域の食材が楽しめるゲストハウスを開設する」
「廃車になった鉄道車両をゆかりの地に保存する」
「猫を保護する施設を作りたい」

など、プロジェクトが成功した後もずっと継続していく性質のものが数多くありました。

これらは商品を作って完了するプロジェクトとは異なり、その後も維持費用が必要となります。 

クラウドファンディングはこうしたプロジェクトにも向いていると言われます。

なぜなら、支援者がプロジェクト成立後も成り行きを見守る「ファン」になる可能性が高いからです。

クラウドファンディングの支援者は、自分がお金を出した結果として世の中に新たなものを生み出したという当事者意識を強く持っています。

また、プロジェクトの成立過程においては、一種のゲーム性を感じているとも言われます。

プロジェクトが成立すればお金は資金調達者に支払われてリターンが得られ、成立しなければ戻ってくるという損のないゲームです。

支援者は毎日CFサイトにアクセスし、支援金額が目標金額に近付くのをわくわくした気持ちで眺めます。

そして、ついに目標金額が達成された時、自分も資金調達者と同じ勝者の一員であるように感じるのです。

こうした体験を通して、支援者はプロジェクトを「他人ごと」ではなく「自分ごと」としてとらえるようになっています。

プロジェクトを「自分ごと」として認識するようになった支援者は、その後もゲストハウスを利用者として訪れたり、鉄道車両を維持するためのボランティア活動に参加してくれたり、猫の餌を寄付してくれたりして、末永く見守ってくれる場合が多いのです。

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4.    社会的な信用が得られる

 プロジェクトが成功した場合には、

「魅力ある商品やサービスを提供できる」
「プレゼンテーション能力に優れていて、人々の心をつかむことができる」
「お金の流れがクリーンである」

などの評価につながります。

CFサイトへの投稿はプロジェクト終了後もインターネット上に残るため、長期にわたってあなたやあなたの会社・団体などの信頼につながります。

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・支援者のメリット

クラウドファンディング支援者にとって最大のメリットは、お金と引き換えに何らかのリターンが得られることです。

新製品を開発するプロジェクトなら、その製品自体がリターンになります。

支援者限定の商品やグッズがもらえる場合もあります。

地域性が関係したプロジェクトの場合はリターンとしてその地域の特産品を用意し、他地域からの資金提供を呼び込む材料とする手法がとられます。

 映画を制作する場合は、支援者の名前をエンドロールに入れるのが一般的です。

また、何かの施設を建てたり保存したりする場合は、施設のどこかに支援者の名前を記載することがよく行われます。

これはお寺や神社でよく行われている方式なので、日本人にとってはなじみの深い方法であると言えるでしょう。

施設の内覧会やオープニングパーティーへの招待も、VIP待遇で扱われる特別感があって喜ばれるリターンです。 

また、何かの体験がリターンになる場合もあります。

エステサロンを開業するなら、1時間分のサービスを無料にするといったことができます。

また、プロジェクトに関係のある有名人と直接会えるというのもりっぱなリターンです。

いずれにしても、より多くの人の心を引きつけるためには、ありきたりの物やサービスではなく「資金を提供した人だけがもらえる」という特別感や優越感が感じられるものをリターンとすべきでしょう。

魅力あるリターンが提供されるかどうかは、プロジェクトが成功するか否かを大きく左右する重要な要素です。

もしあなたがクラウドファンディングを始めてみようと思うなら、このプロジェクトで支援者に提供できるものは何か、じっくりと考えてみることをお勧めします。

 

クラウドファンディングのデメリット

 

クラウドファンディングは「ノーリスクハイリターン」であると書いたことに対し、矛盾しているのではないかと思われるかもしれませんが、クラウドファンディングにもデメリットは存在します。

ただ、繰り返しになりますが、銀行などからお金を借りて事業を始めた場合のように、失敗したからと言って借金を背負ってしまうなどの直接的な金銭的リスクはありませんので、安心してください。

金銭的リスクでないとすればどんなデメリットがあるのか、次の項目で説明します。

 

実施者のデメリット

 まず、プロジェクトそのものが炎上の原因になってしまったり、そこまで大事に至らなくても、反感を買ってしまったりする可能性があります。

これはしばしば、「自分の夢だった古民家カフェを開業することになりました。

ついては500万円必要なので、500万円の支援を募ります」といったプロジェクトを投稿した場合に生じます。

「自分では1円も身銭を切らずに、人の懐を当てにしているのか!」

と思われてしまうのです。

反対に、「この夢を実現するために私はコツコツと300万円貯めてきました。でもあと200万円足りないので、なんとか支援をお願いします」というように、本人の思いや努力の跡が見えるプロジェクトは共感を得やすい傾向があります。

プロジェクトが多くの人の共感を得てどんどんお金が集まってきた場合にも、リスクは増えます。

一見するとプロジェクトが成功に近付いているのだからメリットしかないように思えますが、お金が集まっているということは、すなわち支援者が増えているということ。

これはつまり、あなたのプロジェクトに口をはさむ権利を持つ人が増えることにほかなりません。

何人のも支援者から、商品やサービスの仕様について次々と要望や意見が寄せられた場合、ひとつひとつに適切な返事を書き送って対応するだけでも、かなりの手間がかかります。

もしここで対応を間違えれば、支援者が一転してあなたのアンチになってしまうかもしれません。

支援者への対応に追われて、肝心のプロジェクトがまったく進まないという事態も想定しておく必要があります。

これを防ぐためには、クラウドファンディングへの対応を専門に行うスタッフをあらかじめ配置しておくことが賢明です。

 

支援者のデメリット

 クラウドファンディングに資金を提供する支援者にも、リスクはあります。

想定される最も可能性の高いリスクは、目標金額は達成できたにもかかわらず、実施者の見通しが甘かったり、そのほかの不確定要素によってプロジェクトが行き詰まり、約束の商品やサービスなどが提供されないという事態です。

これは詐欺ではないので、支援者はどうすることもできません。

提供した資金の返金も受けられず、リターンも得ることができません。

 CFサイトもこうした事態を避けるため、プロジェクトの実現性に対して一定の審査をしていると言われていますが、絶対に失敗がないとの確証はどこにもありません。

ですから、気に入ったプロジェクトを支援したいと思った時は、一度落ち着いて本当に信頼できるのかをよく考えてみるといいでしょう。 

アメリカでは、当初からお金をだまし取ろうとの悪意を持ってCFサイトを利用した実例もありますが、20172月現在で日本ではそのような例は報告されていません。

 

クラウドファンディングの流れ

ここまでで、クラウドファンディングの概要を説明してきました。では、実際にCFサイトを利用して資金を集めようと思ったら、どこから手を付ければいいのでしょうか。簡単に流れをまとめてみました。

 

1.プロジェクトの起案 

まずは、クラウドファンディングに何を投稿するかを考えます。ほとんどの人は考えるまでもなく、自分のかなえたいことがまずあってCFサイトの利用を検討しているはず。

何を投稿するかを考えたら、それはクラウドファンディングに向いているかどうかも改めて考えてみましょう。

 

2.クラウドファンディングサイトを選ぶ

 プロジェクトの企画が決まったら、どのCFサイトに投稿するかを選びます。どれでも同じだろうと適当に選ぶより、自分のプロジェクトに合ったサイトを選ぶほうが成功率も高まります。

おもに、以下の点を比較してみるとよいでしょう。

 

CFサイトの性質……CFサイトにはそれぞれ得意分野があります。

Aサイトには商品開発系のプロジェクトが多く、Bサイトには地域振興系のプロジェクトが多いといった具合です。

これを分析することで、自分のプロジェクトに適したCFサイトを見極めることができます。

 

「達成時報酬型」か「実施確約報酬型」か……前述の通り、「達成時報酬型」は目標金額を達成した場合にのみお金を受け取ることができ、「実施確約報酬型」は目標金額に達していなくても、期間が終了した時点でお金を受け取ることができます。

一見すると「実施確約報酬型」のほうがいいように思えますが、例えば達成に100万円が必要なプロジェクトで10万円しか集まらなかった場合、現実的には何も手の付けようがありません。

それでいて、リターンの義務だけは負わなくてはいけないことになります。

ですから、どちらが自分のプロジェクトに向いているかをしっかりと考えてみましょう。

 

決済方法……決済方法とは、支援者がお金を提供しようと思う場合の手段のことです。

ほとんどのCFサイトではクレジットカード払いが主流ですが、一部に銀行振込やコンビニ決済が可能なサイトもあります。

お年寄りや学生などはクレジットカードを持っていない場合もあるため、想定される支援者にそれらの年代層が含まれる場合には、決済手段の多いサイトを選ぶほうがいいかもしれません。

 

手数料……日本のCFサイトでは、1020%程度の手数料が設定されています(規約改定によって変動することがあります)

サイトによって手数料の率は異なるので、比較してみましょう。

 

入金時期……プロジェクト成功から実際に入金されるまでの期間は、CFサイトによってまちまちです。

日本のCFサイトでは、最長2カ月かかるものも。

当初からこれを念頭に入れておかないと、思わぬ資金ショートに直面してしまうかもしれないので注意しましょう。

 

 

 3.プロジェクトの投稿~審査

投稿するCFサイトを決めたら、自分の企画をそのサイトに送ります。

ここで送るものがそのままサイトに公開されるわけではありません。

まずはタイトルや企画概要、目標金額やリターンなどを書いた企画書を作り、担当者に送ります。

これが審査の材料となり、実現性があると認められると次の段階に移ります。

当初から担当者が付き、アドバイスを受けながら企画内容を練っていくことができるCFサイトもあります。

 

4.本プロジェクト作成

審査に通った場合は、次に公開用の文面を考えます。

自分がどれだけこのプロジェクトに情熱を抱いているかを表現することが大切ですが、ひとりよがりな文章になっても共感は得られません。

客観的にプロジェクトを見て、社会にどんな良い影響を及ぼすのか、その商品やサービスを手にした人にどんなメリットがあるのかを表現するように心がけましょう。

書き上げた文面を送った後、CFサイト担当者からのフィードバックがあります。

それを反映して、さらにあなたのプロジェクトを魅力あるものに磨き上げていきます。

 

プロジェクトを公開するには、その内容をイメージさせる写真も必要です。

写真の良し悪しはプロジェクトの成否を大きく左右するので、慎重に選びましょう。

適当な写真がない場合は、多少のコストがかかっても、プロに依頼して撮りおろすことをお勧めします。

 

5.プロジェクトスタート

いよいよあなたのプロジェクトがCFサイトに公開されます。

ここまでたどり着くまでにも並々ならぬ労力がかかっているに違いありませんが、ここからがスタートです。

 

6.プロジェクト拡散

公開してほっとひと息つきたいところですが、クラウドファンディングは意外と短期集中の勝負です。

SNSを使う、知り合いにメールやメッセージを送る、チラシを配布する、実際に出かけて支援のお願いをするなど、公開直後からあらゆる手段を使って情報を拡散しましょう。

営業活動期間を長くしたほうがたくさんお金が集まりそうに思えるかもしれませんが、多くの場合は45日程度が理想的です。

 

これは、あまりにも締め切りが先だと、プロジェクトを見た人が「また後日でいいか」と様子を見てしまい、結局支援を表明しないまま終わるケースが少なくないからです。

クラウドファンディングでは、どんなプロジェクトも公開直後と締切直前に支援金が多く集まるという法則がほぼ確立されています。

ですから、期間を長く設定することにはあまり意味がないのです。

 

これを逆手に取ると、できる限りのツテを使って「プロジェクトが公開されたらすぐに支援を表明して欲しい」と頼んでおくと、それを知らない人からは公開直後から続々と支援が集まる人気のプロジェクトに見えます。

人間には誰しも「人気のない店よりは行列のできる店に入りたい」「勝ち馬に乗りたい」という心理が働くため、お金が集まっているプロジェクトにはさらにお金が集まるという好循環が生まれます。

 

7.プロジェクト終了後

プロジェクトが成功したら、集まったお金が手数料を引かれて振り込まれます。

支援者の思いを踏まえて誠実に事業を進めるとともに、リターンの配送などに取り掛かりましょう。

 

クラウドファンディングの課題

クラウドファンディングには、目立った構造的な欠陥や問題点はないとされています。

ただ、国内のCFサイトについては、集まった支援金に対する手数料が高すぎるのではないかとの指摘があるのも事実。

世界最大のCFサイト「Kickstarter」の場合、手数料として引かれるのは810%。

それに対して、国内大手のCFサイト「レディーフォー」の手数料は17%。

英語圏とは市場規模が違うので単純に比較はできませんが、今後の手数料引き下げに期待したいところです。

 

また、プロジェクト達成時の入金も国内CFサイトは大変に遅い事実があります。

アメリカの大手CFサイトはプロジェクト達成後数日で支援金が振り込まれますが、国内CFサイトは「キャンプファイヤー」が12カ月後、「レディーフォー」は23カ月後です。

 

クラウドファンディングの人気・注目のプロジェクト

国内のクラウドファンディング成功事例として有名なのは、2014年に実施された

「渋谷に夜の図書室を!@道玄坂に本と人がつながる場所を作ります。」
というプロジェクト。

実施者は、オープンするための資金は十分に持っていましたが、「あと少しだけ本を買い足して図書室を本でいっぱいにしたい」と10万円の支援を募ることにしました。

本来は1万円の会員権を8,000円の支援金に対するリターンに設定したり、最低支援金額を500円に設定したりとさまざまな工夫が功を奏し、話題が話題を呼んで34日間で目標金額の9,530%にあたる953万円を集めることに成功しました。

 

国内で初めて個人でも手の届く価格を実現したレーザー加工機を作る
「モノづくりが、変わる。
5万円台のレーザー加工機 FABOOL
も、大変に反響の大きかったプロジェクト。

49,800円から59,800円の支援金で、レーザー加工機本体がリターンとして贈られるように設定しました。

クラウドファンディングの形を取ってはいますが、実質的な予約販売です。

このプロジェクトは目標金額を100万円に設定しましたが、最終的に6,000万円を集めることができました。

 

クラウドファンディングに関する法律

購入型クラウドファンディングで得た支援金は、税法上「商品売買の代金」とみなされます。

支援者は、リターンを買うために先払いでお金を振り込んだと解釈されるわけです。

ですから、法人なら法人税、個人なら所得税の対象となります。

 

ただし、商品売買の代金と同じですから、収入がそのまま課税対象になるわけではありません。

リターンにかかる費用やクラウドファンディングのためにかかった人件費、プロジェクト遂行のためにかかる種々の費用などを差し引いて、残った利益に税金がかかります。

クラウドファンディング税法上の扱いについての詳細は、税務署に相談されることをお勧めします。

 

 

 

記事をアップデートしていきますので、
【保存版】として、ぜひ参考にしてください。

 

 

起業準備に関する勉強会だけではなく、
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